うつ病克服までの道のり

約10年間にわたるうつ病との闘病日記と克服するまでの道のりなど紹介しています。

約10年にわたる難治性うつ病を克服した日記
発症から克服までの道のり。向精神薬でうつ病は治せないことや 克服した方法などつらつらと

休職生活(その2 うつ病発症当初の過ごし方)

3か月間の休職生活
・・・

 

朝起きたら、
重くのしかかる憂鬱感からはじまります。

人によっては症状はそれぞれだと思いますが、
本当に朝起きるのが辛くなりました。


もともと、
朝は強いというわけではないのですが、
うつ病になると、
本当に朝起きることが大変になります。

 

朝目覚ましが鳴っても、
眠気が醒めないので、
コーヒーを飲んでからしばらくボケーとします。


で、いつのまにか数時間経過・・・

ただ、ただ、時間が無駄に過ぎていきます。


食事もきちんと調理することも面倒になって、
コンビニなどで調理された弁当で済ませたり、
洗濯も、数日おきにしたりといった感じです。


部屋ではそのまま寝られるように、
ジャージ生活・・。
本当、だらしのない生活(^_^.)

結婚してたら、旦那さんに叱られてしまいますね・・。
主婦の方で、うつ病の方などは辛いと思います。


ほとんど引き籠り状態で、
冬眠に入ったような感じ。

すべてがおっくうで、
何にもせず、
いかにして楽にきりぬけようかとあれこれと考え
まとめてする癖がついてしまいましたね~(^_^.)
合理的と言えば、合理的になったのかもしれませんが・・。


最初の頃は、
薬が効いているのか、
効いていないのかもわからず
「本当に治るのかな~」
と不安にも。


「みんな、仕事を今やっているのに、私はこんなことしていていいのかな・・」
「職場に復帰しても、みんなから冷たい目でみられないかな」
なんて考えちゃったりしていました。


とはいえ、
仕事を休んで休養を十分とっていくと、
次第に元気にもなっていくので、
休養は必要ですね~。

医師から運動を、外にでてリフレッシュをとよく言われますが、
うつ病発症当初の頃は、
まず一番エネルギーが落ちた状態ですので、
ぐっすり寝る、何もしないが正解だったと思っています。


うつ病者は真面目で頑張り屋さんがなるものなので、
最初のうちは、エネルギーが回復するまで周囲の意見は気にせず
好きな事をして過ごすのが一番だと思います♪

 



休職へ

診断書を提出すると
会社側はそれに従わないといけないので、
拒否できないようです。


しかし、
休職すると周囲に迷惑がかかるので、
医師から書いてもらった診断書を
上司に提出するのは気がひけたのですが、
私の体調はボロボロになっていたので
「これも仕方ないな~」
と思って休職することに。


でも、さすがに上司に提出するときは勇気がいりましたね。(^_^.)

 

しかし、
案外すんなりと受け入れてくれましたのでほっとしました。

 

これから、まずは3か月間休職することに。

 

・・・・・・

 

うつ病になると、
よくいわれていることですが、
まず何も楽しめません・・。

 

頭がぼーっとして
本を読んでも頭に入ってこないし、
テレビも見る気力も・・。


意識がかすんだような、
感情も湧いてこないのです。

 

主治医からは、
「好きなことをして楽しんで、遊ぶことが仕事だから」
といわれたのですが・・。


時間もたっぷりできるので、
「旅行でも!」
となるはずなのに、
それが意欲がぜんぜん湧いてこないのです。


ということは、
一番鬱病の人に読んでもらいたいこのブログも、
重症中はこのサイトも
目にする機会がないということなのかもしれません・・・。

 

でも、
うつ病は気分の波があり、
かかったときが一番重いですが
年とともに、しだいに気分も浮上してきます。


そういう時に、
うつ病のブログを覗く気力があればいいですね。(^_^)
(でも、鬱病ど真ん中の人のブログを読んではいけないと思います)

 

医者がうつ病に関して言うことが正しいことばかりいっていると思えませんが、

抗うつ薬を飲んでいればいつか治るという情報だけを頼りにして

ひたすら耐えている人も多いかと思います。


私の時はどうだったかというと、
同じように
病院に行けばうつ病を治してもらえる
と思っていましたし、
他の治療法をみつけようとはなかなかできなかったです。


鬱病心の風邪だし、
脳の病気だから回復するのを待つというスタンスでした。

 

うつ病心の風邪、心の病気、神経伝達物質の低下
と言われますが・・・。

風邪、病気ではなく、
とらえどころのないメンタルのトラブルです。


本当に風邪、病気だったら、
薬を飲んで休養していれば
いつか回復するでしょう・・。


でも、
うつ病の場合は、
ある程度時間経過とともに回復しても、
あるところから先があがりません・・・。

うつ病は病気だと思って甘えていると、
人生そのものも破滅してしまう危機感が芽生えてくるようになります。

 

で、休養中していたのは、
まず、ぐっすり眠っていました・・。(^_^.)

悲壮感が強く現れるので
とにかく、外に一歩も出る気にならないのです。


人の笑顔をみたり、
人と話もしたくなくなります。


テレビをつけて笑って気分転換
をしようとするどころか、逆に
幸せそうな人の顔をみると辛くなるので
みれないのです。


うつ病者には
リフレッシュや気分転換が大事と言われ、
積極的に運動や旅行にいく事をすすめられます。

でも、
意欲が湧かないこともありますが、
人の幸せな姿を見ると辛く感じてしまうので、
外にでて、家族連れカップルなどをみたくないために、
積極的に外にでたくないのです・・。


本を読んでも頭に入ってこない、
趣味をやっても楽しさも感じない、
外にでるのもおっくう
なので、
ただ眠って疲れをとり、嫌なことを忘れる
ことしかないのでした・・。


そしてうつ病へ

あるとき、
長年私と仲の良かった知人が
不慮の事故で亡くなってしまいます。


高校のときからの友人で、
お互い何でも気兼ねなく話せる大切な方でした。


私の心のよりどころとしていた方です。


亡くなったときは、
しばらく呆然としていましたね。


その時から
気力が抜けたように感じ
次第に気分が晴れない状態が続いていきます。


・・・

仕事でのストレス
大切でかけがえのない知人の死
が重なっていき
「ぼー」と物思いに老け込む時間も増えていきました。


やがて、
朝、会社に行く事も辛く、きつく、
出社拒否症にかかっていきます。


駄目人間だと自己嫌悪に陥り、
でも人生で一二位を争うくらい気力を振り絞って頑張って通勤していました。

頭が重い・・
ぼーっとして頭がすっきりしない・・
憂鬱感、
感情が湧いてこない・・

漠然とした不安感・・


気分の落ち込みが晴れる瞬間すらなくなっていきました。

 

休日も、ぐったり寝たきりで
何もやる気が湧いてこない・・


「これは、ひょっとしてうつ病というものかな?」

 

そうおもい、有給申請をして精神科を受診しにいきます。

初診では「自律神経失調症」と診断され、
抗不安薬デパスを服薬することになります。


数か月ほど服薬し続けたのですが、
しだいに眠気やひどい肩こり
で症状が悪化していく一方・・。


医師も話しはあまり聞かず、
薬を出すことしかしないので、
病院を変えることにしました。

 

 

別の病院で診察を受けると
診断名は「抑うつ」に。


そう、後から調べると精神医療では、
問診をした後、医師の主観で判断するだけなので
診断名がコロコロと変化するようです。


今度はいくつかの抗うつ薬を処方し
医師の指示に従うまま様子をみていくことになりました。


薬も何種類かあり、
個人によってよく効く薬、効かない薬があり
それは、
「いろいろ試していかなければ分からない」
とおっしゃっていました。


しかし、抗うつ剤治療を続けても、なかなか効果が出ず、

しばらく通院すると
「時間がかかるものなので、長期的にゆっくり行っていかなければいけない」

「休職が必要ですね。診断書書きますのでこれを会社に提出して下さい。」
と診断書をもらい休職することになっていきます。。

 

 

 

 

 

 

悩みのループへ

 

睡眠薬を服薬し続けることで
精神状態もしばらく安定していきました。

しかし、
一日中パソコンに向かいあう仕事は避ける事ができず、
肩こりや頭痛が襲うことも。

そのため、
痛み止めのロキソニンも時に利用することで
なんとか凌いでいました。

私以外にも、
他のSEさんの男性で休職される方も多くいて
その仕事の負担が他の方へ任されることもしばしば。


いつしか、
この無限ループ状態の仕事が定年まで続くと
本当にうんざりという感じでしたね。


しだいに、
だんだんとモチベーションも低下し辞めたくなる一方。。

 

しかし、
入社してから足をひっぱるばかりで、
貢献もたいしてしていなかったし、
今やめても給料泥棒にという罪悪感(^_^.)

職場には親切な方もいて、
いろいろ指導して下さる方もいたので
その方の恩に報いるためにも我慢し続けていました。

・・・・・

 

あと、私はどちらかというと人間関係を構築するのが苦手なほう。

今でいう「社会不安障害(SAD)」といったところでしょうか。

職場では、業務量はほぼ皆均等なのに、
病みやすい人と病まない人の差はどこからきているのだろう・・

と。


周囲で病んでいく人のほとんどは、
対人関係が苦手な人に多いような感じがしました。


私も人見知りをする性格で、
あまり多くの人と関わりたくないほう。


友人などの心の知れた間なら苦に感じませんが、
会社という場は、相性のあわない人もいて、
そういう人達とも上手く付き合っていかなければいけません。

 

SEやプログラマHSPASDといった発達障害者が好むとよく

言われていますが、まさに私もそんな感じですね。

 

・・・・・・・

入社3年目になると、
次第にステップアップしていき、
仕事内容も負担の大きいものを任されていくようになります。


心の中では、
「ストレスもなく仕事したい」
「残業もしないようスキルを身に着けていこう!」
と思い頑張っていても、

上司から
「お、お前頑張っているな」
とみられるんでしょうね・・。

頑張るほど、だんだんと負荷が重くのしかかり、
一向に楽にならない(^_^.)


頑張ると、仕事が次から次へとくるし、
頑張らないと叱咤をくらい怒られる(>_<)


会社というところは、
「回転かごにいれられたネズミ・・・」
ですね。


ずっとずっと走り続けて死んでいくのか?

 

・・・・・


あるとき、
長年私と仲の良かった知人が
不慮の事故で亡くなってしまいます。


高校のときからの友人で、
お互い何でも気兼ねなく話せる大切な方でした。


私の心のよりどころとしていた方です。


亡くなったときは、
しばらく呆然としていましたね。


その時から
気力が抜けたように感じ
次第に気分が晴れない状態が続いていきます。


・・・

仕事でのストレス
大切でかけがえのない知人の死
が重なっていき
「ぼー」と物思いに老け込む時間も増えていきました。


やがて、
朝、会社に行く事も辛く、きつく、
出社拒否症にかかっていきます。


駄目人間だと自己嫌悪に陥り、
でも人生で一二位を争うくらい気力を振り絞って頑張って通勤していました。

頭が重い・・
ぼーっとして頭がすっきりしない・・
憂鬱感、
感情が湧いてこない・・

漠然とした不安感・・


気分の落ち込みが晴れる瞬間すらなくなっていきました。
休日も、ぐったり寝たきりで
何もやる気が湧いてこない・・


「これは、ひょっとしてうつ病というものかな?」

 

そうおもい、精神科を受診しにいきます。

不眠症へ

パソコンにずっと向かい合う職業(SE,プログラマなど)は

うつ病社会不安障害にかかりやすい

というデータがあるようです。

 


パソコンからでる光や電磁波・・・

 

 

モニターからでる光はブルーライトという

種類の光だそうで

自律神経の交感神経を高めるそうです。

 

交感神経が高まると・・

・肩がこったり

・目が疲れる

・ホルモン分泌が悪くなる

・イライラ、不安が高まるなど精神不安定に

といった症状がでます。


うつ病
自律神経の乱れとも関わっているようなので
うつ病を発症しやすいというのも理解できます。

 

私はHSP(ハイリーセンシティブパーソン)という特性もあるようです。

HSPとは
感受性の強い人という意味で
目に見えない刺激にも敏感な特性をもっています。


そのため、
長時間、パソコンの前にずっといるだけで、
だんだんとイライラ感が高まってくるのです(^_^.)

 

さらに、メンタルに悪い職場環境、ストレス、不規則な時間
と様々な要因があります。


私もSEの仕事を始めてから、
抑うつうつ病へとなっていきました。


息苦しさ、
不眠症傾向
イライラ感
・・

最初の数年間は、
夜中は一人で泣いたり、
生理痛もひどくなり
精神状態が不安定になっていました。


将来への不安、焦燥感で
あれこれと考えてしまい
夜寝ようとしてもなかなか寝つけず
不眠症に。


それから、
精神科へいって睡眠薬レンドルミン)なども処方してもらいました。

 

睡眠薬を飲むと、30分もするとすぐ眠れるように・・・。

 

このときは
本当によく眠れていたので
だいぶ気分もよくなっていきました。

 

睡眠薬を開発してくれた人達に感謝の思いでした・・・。


そして、
睡眠薬は私にとっては、
なくてはならないものとなっていたのです。

 

仕事のこと

私はIT業界に携わってきましたが、
その仕事内容から簡単に書いていきます。

 

私はシステムエンジニア(SE)として働いてきました。

SEといえば昔は男性のイメージがありましたが、
近年は女性SEも活躍しつつあります。

昔は「3K(きつい・帰れない・給料安い)」
の職業とも言われていましたが、
現在は昔ほどではなくなってきているようです。

 

とはいえ、
職場によっては、
まだまだ「3K」と言われる職場もあるのではないでしょうか?

私は中堅IT会社にてSEをしていました。
そこは激務に追われ、心身ともに疲弊して退職しました。

 

SEはプログラミングをしているイメージが多いですよね?

現実はそうではなくて、
仕事内容は実に多様なんです。


現場やポジションによって、やることが異なってきます。


プログラミングをメインでする人もいれば、
資料作成ばかりな人もいます。


私は、システム構築のために
設計書作成からプログラミング、テストまですべてを担当していました。

 

仕事をしていた時、
常に感じていたのが
「自分にはあっていない」
の一言です。

私はコンサルのようなイメージをしたかったのですが、
プログラミングはプログラマー、SEは仕様を考えるだけ
と思っていました。

 

 

しかし、現実はそうではなくSEであったとしても
システムのことを語れるようになるため
プログラミングの勉強を強制されました。

課の中で、
私1人が遅くまで残業して、
休日も遊びにでることなく勉強の毎日。

 

今だから思うのですが、
入社してから1年で退職しておくべきだったと思います。

仕事は自分にあっていないと、
気づいていたので・・^^;。

しかし、
お給料をもらっているのだから、
それなりの実績をだしてから・・
とイヤなことも我慢していました。

できない自分が悔しく、
情けなくて、
少しプライドもあったので
見返してやろうと
会社のトイレで泣いたこともあります。

上司や指導員の方に怒られるのがイヤで、
毎日朝出社するのが憂鬱で、
休みたい気持ちでいっぱいでした。

苦しい……苦しい……。

そこから逃れるために退職すべきでした。

そのタイミングを逃してしまったことは、
今だから言える大きな後悔です。

 

 

 

はじめての投稿

はじめまして。

 

ゆいと申します。

 

私は2011年にうつ病を患い、どん底を経験してきました。

現在、うつ病から回復して元気に仕事に励むことができています。

うつ病を発症した当時、私はSEをしていました。

 

 

SEの仕事は多忙を極め、
どうにもならなくなった閉塞感から解放され、
現在はフリーとして仕事をしています。

 

 

うつ病になった日から、
深い落ち込みと、
無気力状態となった私は絶望感しかありませんでした。

 


しかし、長い暗いトンネルを抜け、
今は仕事を頑張れることができる幸せや、
日々生きることの大切さを噛みしめています。

 

 

些細な幸せから、頑張って結果を出すことまでの喜びまで、

うつ病を経験していなかったら

わからなかったのかもしれません。

 

このブログは、
私の体験や、うつ病を克服法した方法
考え方や世の中のこと
などを中心として書いていきたいと思います。

うつ病は簡単に治るといいますが、
一度かかったら人生終わった・・・
といってもいいかもしれません。

 

恐らく、ほとんどの人が治っていないのではないかと思います。


少しよくなっても、
普通での調子の頃に比べると、
低空飛行のまま生活していかなければいけません。

 

もし、それが抗うつ薬を服用し続けていたとしたら・・。

あれは、まさに麻薬です。

 

うつ病は、世間一般の言われる処方でやっていたら治らないでしょう。


だから、このブログがうつ病克服解決にお役にたてることを願って書いていきます。

 

現在闘病中の方は、
抜本的なうつ病対策をとっていかないと
終わっていくでしょう。

 

手遅れにならないうちに

命の灯があるうちに・・。